(旧)岡川薬局のコンセプトは、不動産の多様分散稼働です。
この考え方を以て、不動産の利活用に取り組んでいます。
これまで、0か100かで稼働することが一般的だった不動産の単位をより細かく時間と空間で分割して稼働させていきます。
例えば、月に30万の家賃設定の不動産がずっと遊休している状況よりも、その一部を安くても細かく沢山稼働させキャッシュフローに参加させるようなイメージです。
この分割されたユニットに様々なサービスを入れ込み、様々な人達と連携して行く事で、営業利益とコミュニティ醸成が期待できます。
この取組みでは主に、Rent, Eat, Stayという場所貸し/飲食/宿泊を軸に各ユニットを設定しています。
それらを合わせて、R.E:STと名付けています。ユニットは上記サービスの他、様々な視点と方法で稼働・連携を建物内で行っていきます。
(旧)岡川薬局では、この不動産の多様分散稼働であるR.E:STの実験の場と位置づけています。
この実験の先に、街の景観を守り・武器にして稼いでいくビジネスモデルの提示を目論んでいます。
R.E:ST @ Re: OKAGAWA PHARMACY
【Cafeにおける分散稼働】
主には本体で営業をしていますが、出店者がいる枠があります。
出店者たちの様々なイベントを許容出来るように、空間は白く、ニュートラルな状態を保っています。
各種許可や保険は本体での負担で、出店者からは場所代とロイヤリティと保険料負担金(200円/回)と冬期の暖房費(300円/回)を頂きます。
1日を昼の部(11時〜17時)・夜の部(17時〜22時)・深夜の部(22時〜25時)[深夜の部は金・土のみ]と3つの枠に分割し、それぞれ出店者を募集しています。
場所代は1枠2500円〜3000円で、ロイヤリティは10%〜20%という敷居の低い形をとっています。
どなたでも気軽に出店が可能ですので、ご興味のある方はお問合せ下さい。
この分散型カフェ運営によって、人件費を抑える事が出来ているので長時間営業が可能になっています。
また、多くの出店者やワーキングステイをはじめとした関係者、そしてお客様という様々な形でのコミュニティが生まれています。
運営本体でも、オープンな会議やイベントの場としてカフェの一階部分を貸し出しサポートしつつも通常営業とする「cafe de “?”」企画や、
一階席・二階席関係なく場所の提供をする、語学勉強会の誘致など積極的に行っています。
この場合は、ワンオーダーのみ必須とし、必要であればPC・プロジェクター・マイク・無線LANの無償提供、
さらにはUstreamや、本格的な音楽機材の貸し出しによる有料のサービスも行っています。
飲食の提供や、カフェ全体を占有するイベントの場合は、出店の形を取って頂くか、本体イベントとして行います。
【GuestHouseにおける分散稼働】
建物二階の宿泊部屋も分散稼働の対象です。
二間続きの和室においては、夜は宿泊のお客様が布団を敷いてご宿泊する場として、
それ以外の時間は、プロジェクター等を使用した会議であったり、宴会の場であったり、
こちらも様々なニーズにお応えしております。
【その他の分散稼働】
CafeWhiteの二階回廊部分はギャラリースペースとしてもご利用可能です。
入場料を取らず、客席はほぼ通常時の状態を保てる場合は、無料にてご利用可能です。
また、同じくCafeWhiteでは、クリエイターの物販の委託販売も行っています。
上記展示中の物販、Cafe内のあちこちにプライスカードとセットで置かれる作品、
それらは全て売上の30%をお支払い頂く形で対応させていただいています。
建物の一階奥には、建築家のアントニン・レーモンドがデザインした稀少なグランドピアノが置いてある、とっておきの石蔵空間があります。
この場所では、ピアノレッスンが行われていたり、ミニライブが行われていたり、
石蔵前のテーブルでは少人数のパーティなども行われています。
一階には居間があって、宿泊のお客様のラウンジとして使われている一方で、
石蔵スペースと一階キッチンエリアも含めた、カフェ以外の一階エリアを全て使ってのピアノ発表会や交流会なども行われています。
Re: OKAGAWA PHARMACY is produced by N-LLC